can’t hear sounds, but...

僕のいとこは生まれつき耳に障害があります。

だから手話のできない人にはリップリーディングをするしかしない。自身もうまくはしゃべれない。


彼は医者を目指しています。今までの日本では障害者は医者になれないことになっていました。

医学法が改正され、その制度が撤廃され、彼は医学部に入学し勉強しています。


障害者で医師を目指すのは彼が第一号なんだそうです(TVで言っていた)


TVがごちゃごちゃ言っていたけど、僕にとっての彼は、いっしょに遊んでくれて、僕の頭にボールをぶつけて、たどたどしい言葉で必死で謝ってくれたいとこでしかありません。


僕は頑張れなんて安易に声をかけられない。もちろん頑張ってはほしいけど、僕は彼の努力の一握りも知ってはいないから。

身近であるが故に、どうしても自分と比べてしまいます。今の自分は何をしてるのか。何をしようとしてるのか。


くそったれ。いつか胸を張れる人間になったら言ってやる。頑張れって。