into the deep forest

昨日見た夢。


何のへまをしたのかは分からないが、ロシアンマフィアに捕まってホテルの一室に連れて行かれた。
僕はマフィアに始末されることになったのだ。
そこにはマフィアのボスがいて、大きなテーブルの席に着くよう促された。
テーブルの上にはコロッケのような料理がならんでいた。
「食べたまえ。これが君の最後の晩餐だ」
とボスは言った。
それは髑髏の形をしており、見るからに危険な雰囲気を漂わせていた。
するとマフィアのボスは聞いてもいないのに
「これはね、人間を食い殺した猟犬で作ったコロッケだよ」
と嬉しそうに教えてくれた。
そしてさらに嬉しそうに
「まぁあと30分後の君の姿でもあるんだけどね」
と言った。
冗談じゃない、そんなGTAの使えない相棒の最後みたいな殺され方して堪るか、と思い僕は逃げ出すことにした。
別室に入れられていたものの、なぜか縛られたりはしていなかったので、見張りが目を離した隙に部屋から脱出することに成功した。
しかし、もうすぐマフィアのボスの息子であるセルゲイが、僕と同じ運命にある別の犠牲者たちをホテルに連れてくることを僕は知っていた。
このままだとエレベーターやロビーで鉢合わせしてしまうかもしれない。
なので僕はそのフロアで物陰に隠れてセルゲイが来るのを待った。
そしてエレベーターからセルゲイと、ビクつく犠牲者たち、銃を突き付けて犠牲者を歩かせる部下が降りてくるのを確認した。
僕はセルゲイたちが通り過ぎるの待ち、そっとエレベーターホールに向かった。
まんじりとエレベーターが降りるのを待ち、ロビーにマフィアがいないよう祈った。
幸運にも僕は無事ロビーを横切ってホテルから出ることができた。
一瞬喜んだものの、すぐにこれからこの街を出ることのほうが難しいことに気付いた。
偽造パスポートで海外に高飛びすることも考えたが、そういった物を作る連中はマフィアの息がかかっているので、すぐに行き先がばれることは自明だった。
しかしそれを逆手に取って、偽造パスポートを作るだけ作って、車で逃げ、別の街から高飛びすればいいのでは?
といろいろ考えていたら目覚ましが鳴って起きた。