fortune faded

僕は必ずと言っていいほど電車やバスに一歩間に合いません。
これはもう運命と言うか宿命と言っていいような気がするのですが、駅やバス停に到着するとちょっとの差で行っちゃうんですよね。
じゃあ早く行けばいいじゃねぇか、という話なんですがどうせ一本早い便にもタッチの差で間に合わないので同じ話です。


これと同様に、イヤホンのコードが絡まるのもイヤホンのコードが自身に内的に包括した宿命に他ならないと思うんですよ。
人類が地球の自転、公転を止めるためには自身で地球を破壊しなければならないように、僕が電車とバスに間に合うには僕を、イヤホンが絡まないためにはイヤホンを破壊するしかない。
でもそうすると僕は大学に行かなきゃいけない、イヤホンは音楽を流さなきゃいけないという存在目的を同時に抱えるパラドックスに陥るわけで、結局僕はホームで15分という時間を無為に過ごし続け、世界中でイヤホンは絡まり続けるのです。
でも僕がそれでも自身をぶっ壊したいと思っているように、もしかしたらイヤホンもぶっ壊れたいと思っているかもしれません。


・・・くだらん。